top of page

CAT式トレーニング概論_01 総論

更新日:2020年9月3日

公式instagramにて少し触れました内容についてです。


まず私達は「サッカー」をシステマチックに教えこむ事はしません。

ただ…一つ一つのプレイに用いる技術や思考ベクトル、ゴールへのメンタリティの培い方と使い方は誰よりどこよりこだわっています。

そして個人技を中心とするからこそ「球際」の強さと激しさにこだわっています。

俗に言う「インテンシティ」と呼ばれる部分ですね。


技術とはそれ即ち「身体の使い方そのもの」です。

脚の指先、脚部各関節だけでなく背中、肩などの体幹などなど…細部の細部、際の際までこだわっています。


少し話題がそれてしまいますが、身体の使い方そのもの=運動を医科学的に分類すると大きく2種類に分けることができます。

『脳(大脳皮質)で処理された運動』『脊髄反射で処理された運動』この2種類です。

それぞれに役割があり、それぞれが効率よく働くことでアスリートとしてより優れたパフォーマンスを発揮することができます。この詳細についてはまた後日…。


私達が推奨するトレーニングの全ては脳を鍛え脊髄反射に落とし込み、オートメーションに身体が動くことを目指しています。

その為に関節や可動領域を広げ、柔らかくしなやかな重心移動を行える筋肉の稼働を実現する反復練習を必ず毎日のトレーニングに組み込んでいます。

とはいえ、それだけだと“つまらない練習”が続いてしまうので毎回テーマを変え、同じテーマでも実施の仕方(設定・オーガナイズとも呼ばれます)を変えています。


その日練習する「身体の動かし方」に付随し、効率よく効果的に発揮できる環境をゲームの中で再現する為に用いるワンシーンを切り取ったグループ練習を実施します。

主に「2:2」「3:3」を実施することが多いですが、反復練習よろしく毎日の設定が変わるので飽きずに参加することができる仕組みづくりをしています。

その為か選手達からはすぐに「2:2しよう!」「3:3やらないの?」と要求されています(笑)


そして端的に私達の選手は他のクラブ様の選手と比較したとき恐らく「より試合が大好き」です。

これは「練習より試合の方が簡単で自由である」と感じる環境を繰り返しているからです。

トレーニング時間内はその内容ほとんどに制限が掛かっています。先述したようにかなり管理された緻密な訓練の為です。


より自由自在に身体が動き、ボールを扱うことができ、やりたいことやってみたいことが自由に挑戦でき、それが表現できたとき相手選手に優ることができる。

それをその日に全員が少しずつ体感できるように仕向けるトレーニングを実施し続ける。


それが私達の『CAT式トレーニング概論』であり私達のアイデンティティであります。

 

まとめ


・私達のトレーニングは、ほぼ全ての時間を脳を鍛えることに費やします。

・トレーニングとして身体の使い方、ボールの触り方には細部までこだわっています。

・つまらない反復練習を少しでも面白く。

・制限の中での自由は必ず保障されます。

・勝った負けたを沢山経験します。






閲覧数:222回0件のコメント

最新記事

すべて表示

【雑学】キッズスポーツ団体に於ける区分の概要まとめ(サッカーの場合)(感想つき)

時折、ご質問頂く内容で少しまとめさせて頂きます。 運営者目線、指導者目線での記述となります。 そして雑学と申しますか…簡略的に「だいたいこんな感じなんだ」とご認識頂けるとわかりやすいかもしれません。 【キッズスポーツ団体に於ける活動区分の概要まとめ】 我が国だけでなく先進国諸国には社会福祉活動の一環に留まらず、様々な活動団体の様式/形式があります。 ここでは、我が国日本の場合、特にサッカー(foo

bottom of page