CAT式トレーニング概論_02 コーチング言語

ちまちま書き直していたCAT式トレーニング概論_02です。


今回は「コーチング言語」についてです。


私たちCATはこの地域の他クラブ様ではあまり使わないであろう言葉選び(コーチング言語)でトレーニング(試合含む)に臨みます。


それを紐解くキーワードは「細分化」です。

私たち日本人をはじめ、我が国日本に暮らす人びとがもっとも多く用いる言語である日本語はどの国(地域)の言葉よりも美しく表現豊かで奥深い言語だとを考えています。

それ故に難解な言語のひとつです。

少し、抽象的な書き方をします。

皆様、きっとグラウンドで目にしたことがあろう風景です。

コーチ(指導者)から「ドリブル!」「パス!」「トラップ!」「走れ!」などなど…。

インプレイが長く、目まぐるしく状況が変化する球技であるサッカーというスポーツでは出来るだけ短い言葉でより多くの情報を与え合うことが重要なことは分かります。


ですが…コーチ(指導者)としてはこれで適切とは言えないと考えています。


「ドリブル!」→どんな?何処に?=突破?運び出し?ズラす?剥がす?

「パス!」→誰に?どこに?どんな球種?=ワイドへの展開?縦への楔?斜めのスルーパス?適した回転は?適した高さは?適した角度は?

「トラップ!」→どんな止め方?次のプレイは?=状況は?フリー?マンオン?

「走れ!」→どこに?誰と合わせる?守備の状況は?


おそらく皆誰しもが聞いたことがあるコーチング言語3つを書き出すだけでもこれだけ細分化することができます。

私たちCATのトレーニングでは常に「言葉の細分化」を行います。

適切ではないかもしれませんが、特にトレーニング中はシンクロコーチング(プレイしながらの声かけ/サイドコーチングとも)を重視し選手にはたくさんのプレイを実行してもらいます。

適宜、フリーズコーチング(プレイを止めて振り返りの説明解説/ドントムーブとも)も行いますが、出来るだけ短い時間・細分化された短い言葉を使いヒントのみを提供します。


そしてここに重要な要素があります。

それは「情報の質」です。

より上質な情報があれば判断する為の要素が段違いに多くなります。


それは家事やそれぞれのお仕事にも置き換えができることだと考えています。

「冷蔵庫に肉がある」→「冷蔵庫に“鶏肉”がある」→「冷蔵庫に“鶏ムネ肉”がある」→ならば、○○を買い足して△△を作ろう。

「A商品の最購買層は男性」→「A商品の最購買層は“30代男性”」→「A商品の最購買層は“○○業界の30代男性”」→ならば、改善策は△△とし、よりシェア率を上げる。

これらと同じです。


《判断力の差は「情報量」の差》です。

なので私たちCAT指導陣はコーチング言語にもこだわっています。

ですがデメリットもあります。

それは「情報の押し付け」になりやすく「プレイの強制」に繋がりやすいという点です。


情報が上質であるがゆえに最適解として導き出された事が固定化されやすい危険性をはらんでいます。


ですので、トレーニング中は「細分化された言語」をいかにして抽象的に伝えるか…答えではなく「あくまでヒントのひとつ」として立ち振る舞うか…。

常に細心の注意を心がけています。


『全ては様々な“楽しい”の為です』

最後に…

この世代では、自由自在・変幻自在にボールを動かせる身体と脳の素地を作りだし、最適解より困難で挑戦的なセカンドベスト(二番目に良い方法)を即座に実行する遊び心と対応された時の修正力、それを仲間で許しあい助けあう価値観を獲得する為の「圧倒的な技術力」と「圧倒的な走力」を獲得を目指すべきであると常に考えています。


これらを選手とともに作り上げるとき、やはり私たち指導陣の一番の武器は「言葉」であります。これからも、より伝わるコーチング言語のアップデートを繰り返しつつ試合で巧くなりトレーニングを楽しめるクラブ作りを進めてまいります。


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