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CA.Tempestaが目指すべき選手像

執筆者の写真: CA.TempestaCA.Tempesta

更新日:2020年8月7日

4月始動を目前にして私たちが目指すべき選手像について少し書き綴ります。


私たちの育成指針に則り活動に参加する選手達はすべからく以下の選手像を目指して頂きます。同様に指導者はすべての選手がそれを目指し到達できる工夫に尽力を惜しまない事を約束しなければなりません。


目指すべき選手像は以下の通りです。

① 圧倒的な技術と走力を獲得し、もっと自由自在に動く体創りを惜しまない選手に。

② ①を達成する為、歳相応以上に正しい知識を理解できる選手に。

③ ①と②を獲得する為に挑戦する全ての努力を惜しまない選手に。

④ ③を目指す選手を尊敬し、正しく競争し全てを高めあう選手に。

⑤ ①~④全てを獲得したとしたときこそ、そこがスタート地点であることを理解する。

⑥ ⑤に到達する道筋は種々あり、そこに到達しうる多様性を尊重しあう「人」に。


具体的には以下の通りです。

圧倒的な技術と走力を獲得し、もっと自由自在に動く体創りを惜しまない選手に。

私たちが推進するサッカーを支える根幹であり、アイデンティティです。

必ず組み込んでいるボールタッチ練習を全力で挑戦するのは当然ながら、私たち指導陣は選手が練習時間以外にもボールを触ってみることが楽しくなる要素を必ず提供します。


①を達成する為、歳相応以上に正しい知識を理解できる選手に。

後述しますが、ここは私たち指導者(オトナ)側だと思います。

歳相応より少し上の正しい知識を選別し獲得できる様な素地の獲得を目指して、サッカーの競技用語や教養となるヒントや言葉を練習から散りばめていきます。

その「ちょっと難しいこと」を楽しめる選手を目指して頂きます。


①と②を獲得する為に挑戦する全ての努力を惜しまない選手に。

どれもこれも一朝一夕には到達できませんし、特に①については短い練習時間だけでは到底到達しうることはないと考えています。そして受動的な練習参加だけでも獲得できないとも考えます。同様に②について例えば学科の勉強もそうです。ただ学校や塾(予備校)にいくだけでは難しいと思います。

能動的に、自主的に、様々なことに取り組む必要があります。

毎日のストレッチや練習後のケア、食事の質、毎日の学校生活、宿題を含む勉学など多岐に渡る要素をバランスよく取り組むことを大切にできる選手を目指して頂きます。

これも勿論、私たち指導陣やオトナ側が「様々な楽しい」を提供する必要がありますし、選手たちが取り組む一つ一つの挑戦を支持するべきだと思います。


③を目指す選手を尊敬し、正しく競争し全てを高めあう選手に。

③を目指す選手はすべからく「仲間」であり「敵」ではありません。

「相手」として自分との競争をかってでてくれる「仲間」です。

なので…正しく競争しなければ楽しくないです。自分も他者も。

サッカーという競技のルールが至ってシンプルであることからもそれは明白です。

サッカーのルールは大まかに「自分と相手を身体的にも精神的にも傷つけないこと」「待ち伏せをしないこと」「手でボールを扱わないこと」の3種類から構成されています。

そしてその中でも「自分と相手を傷つけないこと」というルールが90%を占めています。

そのことを尊重できる選手を目指して頂きます。


⑤ ①~④全てを獲得したとしたときこそ、そこがスタート地点であることを理解する。

ここまでの全てを獲得してはじめてスタート地点です。

恐らくGM竹田もそのスタート地点にまだ到達していないかもと思うくらいには困難で高尚なことだと思います。

だからこそ毎日の活動に全力で尽力していますし、毎日好きなサッカーに携わることが出来て幸せな反面、本当に難しいことへの挑戦を続けています。

しかし子ども達(選手達)は私よりはやくその事を理解できれば私など足元に及ばないくらい高く遠くへ羽ばたいていけると思います。

そんな選手を目指して頂き、そんな選手達の背中を毎日押してあげたいと願っております。


⑥ ⑤に到達する道筋は種々あり、そこに到達しうる多様性を尊重しあう「人」に。

恐らくこれが一番大事です。これが目的です。

私たちの一番の武器は「多様性」だと信じています。

ここでいう多様性の尊重とは、個々のワガママを見逃したり傍観することで共存することとは違います。

私達という集団は目指すべき確固たる目標があり、所属する個々がその目標に到達する為の「全て」を許容し、時には修正を提言し、それでも変化を恐れない開拓精神を「認めあう」ことができる人間性の獲得を目指していこうという気概です。

本当にこれは難しいと思います。だからこそ目指すべき、獲得すべき性質の一つです。

そして難しいことだからこそ、その日に到達できるまで失敗の連続をお互いに赦すべきですし「じょうずに」できる必要もないと考えます。

とはいえ…これもまた多様性だとも思います。




後述になります。

ここまで書いておきながら最後は抽象的な結果論になるかもしれませんが…

選手達が現役を終えるその時「俺(私)サッカーやっててよかったな」と。

現役を終えその人生を語る時「俺(私)達のそばにあんなおじ(おば)さん達いたな」と。

そう一人でも思ってもらえたら私たちが目指した選手育成は間違ってないと証されるのかもしれませんね。





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